「音声配信を始めるメリットが知りたい」
「音声配信はビジネスにも利用できる?」
「どうやって始めればいいんだろう」
ブログや動画配信に続いて注目を浴び始めた音声配信。
どのようなメリットがあるのかわからず、始めることに躊躇していませんか?
この記事では、音声配信のメリットについてくわしく紹介します。
ビジネスへの活用方法も解説しているので「音声配信をはじめようか迷っている」という方は、ぜひ参考にしてください。
1年で音声配信 400 回以上、1万再生超えのノマドマーケター鳥山が、リサーチ好きシンママライターさんと共にお届けします。
Contents
音声配信とは
音声配信とは、音声でリスナーに情報を届けるサービスのことです。
イケハヤさんやちきりんさんといったインフルエンサーも次々参入するなど注目を浴びています。
音声配信が注目される理由は、ずばり「ながら聴き」ができるから。
音声メディアVoicyでは、日本人が「ながら聴き」をできる時間として週8.9億時間余っていると報告しています。
出典:https://note.com/ogaken/n/na4b0c2d5d370
この週 8.9 億もの膨大な時間は、Youtube やブログなどの他のメディアとは競合せず、音声配信のみが入る余地のある時間です。
ながら聴きをすることが一般的になれば、音声配信は YouTube やブログを超える巨大メディアとなる可能性を秘めています。
音声配信の6つのメリット
未来の大規模メディアになりうる音声配信。
はじめるメリットは次の6つです。
- 初期費用がかからない
- 手軽に始められる
- 親しみを抱かれやすい
- ストレートに伝えやすい
- ながら聴きしてもらえる
- 顔出し不要
順に説明します。
メリット1.初期費用がかからない
音声配信は YouTube など動画配信に比べて初期費用がかかりません。
分かりやすいように YouTube を本格的にはじめた場合と音声配信とで、初期費用を比べてみます。
今回、NJ-CLUCKER「本気の YouTuber 機材を全部買ったらいくら掛かるのか計算してみた」を参考にしました。
製品名 | 金額 |
Panasonic Lumix GH5 | 188,016円 |
ライカ DG VARIO-ELMARIT
12-60mm / F2.8-4.0 |
88,029円 |
ライカ DG SUMMILUX
12mm / F1.4 |
126,288円 |
Kenko 62mm PRO1D(2つ) | 4,558円 |
GoPro Hero 7 Black | 53,460円 |
DJI Mavic 2 Pro | 189,000円 |
DJI Mavic 2 Fly More Kit | 39,006円 |
SENNHEISER MKE600 | 42,541円 |
MKE600用3.5mm変換ケーブル KA600 | 3,013円 |
MKE600用ブリンプ MZH600 | 8,413円 |
DJI OSMO フレキシブルマイクロフォン | 1,308円 |
GoPro 3.5 mm マイクアダプター | 5,897円 |
ZOOM ハンディレコーダー H5 | 27,864円 |
Samsung microSD Pro Plus 64GB(4枚) | 23,120円 |
Transcend SD カード 32GB | 1,980円 |
Manfrotto Befree ボール雲台キット | 29,383円 |
Manfrotto 3WAY ギア雲台 X-PRO | 19,708円 |
Velbon V4-unit | 8,108円 |
Manfrotto PIXI EVO | 3,602円 |
GoPro 3way アクセサリー | 8,045円 |
Neewer スタンドライティングキット(2灯) | 15,449円 |
GH5 純正バッテリー | 6,715円 |
Lumix 用 DC カプラー | 2,756円 |
Panasonic ACアダプター | 9,205円 |
GoPro HERO6 純正バッテリー+充電器 | 6,051円 |
iMac Pro | 1,167,048円 |
EIZO FlexScan 27.0インチ | 100,718円 |
USB-C Digital AV Multiportアダプタ | 7,992円 |
SONY モニターヘッドホン MDR-CD900ST | 15,249円 |
iLoud Micro Monitor | 33,156円 |
Adobe Creative Cloud | 59,760円 |
MORISAWA PASSPORT ONE | 43,549円 |
Elgato キャプチャーボード H60 S | 18,979円 |
Rode NT1A マイクセット | 20,600円 |
Rode マイクアーム PSA1 | 12,890円 |
ローランド オーディオインターフェース Rubix24 | 23,814円 |
総額 | 2,415,270円 |
音声配信に必要なもののみ | 72,553円 |
YouTube は全部そろえると 2,415,270 円以上かかるとのこと。
一方、上記に記した機材のうち、音声配信に必要なマイクやヘッドフォンなどの機材だけをチョイスすると 72,553 円でした。
音声配信であれば高品質な機材を揃えても初期費用は 10 万円もかかりません。
音声配信では費用がかかりにくいことが分かります。
メリット2.手軽に始められる
音声配信は気軽にはじめられるのも大きなメリットです。
動画を配信する場合、映像の装飾やテロップをつけるなど編集する必要があり、時間がかかります。
ブログなどテキストで発信する際も、文字を打ち込んだり装飾したりと編集時間は欠かせません。
その点音声配信であれば編集にかかる時間が削減できるので、制作コストを抑えながら手軽に始められます。
「長く続けられるか分からないけど、やってみようかな」というフランクな気持ちではじめられるのは、音声配信ならではの魅力と言えます。
メリット3.親しみを抱かれやすい
音声配信は親しみを抱かれやすいです。
ネットの記事などを読んでいると、短調で冷たい感じがすることはありませんか?文字だけだと温度感が伝わりづらいことが原因です。
一方、音声配信であれば声のトーンによって「感情」を届けられます。
配信者の人柄を伝えやすいため、リスナーも親近感がわきやすくなります。
メリット4.ストレートに伝えやすい
自分の想いをストレートに伝えやすい点もポイントです。
テキストで情報を発信すると、読み手によっては大きな誤解が生まれることも少なくありません。
しかし音声であれば、分かりやすい話し言葉で伝えたいことをそのまま伝えられるので、まっすぐに気持ちを伝えられます。
メリット5.ながら聴きしてもらえる
ながら聴きできる点も注目したいメリットです。
ブログや YouTube では「目で見る」ことが必要であり、視聴するのに集中しなければいけません。
しかし、音声であれば「耳を傾ける」だけで済みます。
他の作業をしながら視聴できるため、リスナーの時間を奪いません。聴いてもらうハードルが低い点は音声配信の大きな強みと言えます。
メリット6.顔出しがいらない
音声のみの配信なので、顔出しに抵抗がある方もチャレンジしやすいです。
YouTube や TikTok などの動画配信では顔出ししている方が大半です。
容姿に自信がなかったり、顔バレすることに抵抗があったりする方にとって踏み込みにくいはず。
その点、声だけを届ける音声配信なら、顔出しの心配がまったくないので気軽にはじめられます。
音声配信をビジネスに活用すべき理由
6つのメリットがある音声配信。
おすすめはビジネスへの活用です。
理由は3つあります。
- 広告市場が拡大しているから
- リスナーのビジネスへの関心が高いから
- ブログや SNS など文字媒体への流入も見込めるから
順にくわしく解説します。
1.広告費市場が拡大しているから
音声配信の広告費市場は年々拡大傾向にあります。
デジタルインファクトによる調査結果をご覧ください。
出典:https://qeee.jp/magazine/articles/13651
2022 年で 145 億円、2025 年には 420 億円まで拡がると予測されています。
2021 年から考えると、4年後には8倍以上にまで成長すると期待される市場です。
2.リスナーのビジネスへの関心が高いから
音声配信のリスナーは、ブログや YouTube で情報を得ている方よりもビジネスに関する意識が高い傾向があります。
otonal と朝日新聞が共同で調査した「ポッドキャスト国内律用実態調査 2020 」をご覧ください。
赤線の分野が、一般ユーザーと比べて特に関心が大きかった分野です。
出典:https://www.asahi.com/corporate/info/14140168
音声配信であるポッドキャストのリスナーは、非ポッドキャストユーザーに比べ、さまざまな「ビジネス」「社会問題」の分野に対して興味や関心が高いことがわかります。
3.ブログやSNSなど文字媒体への流入も見込めるから
音声配信はブログやSNSなどの文字媒体への流入UPも見込めます。
朝日新聞にて新聞の内容を音声で紹介するポッドキャスト配信をはじめたところ、「音声配信を聞いた人は以前より新聞を読む頻度が増えた」という調査結果が出ました。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000035509.html
「ポッドキャスト聴取後「新聞を読む機会が増えた」方は43.3%を占めました。
つまり、現在Twitterやブログなど文字媒体で情報を発信している方も、音声配信をすることでさらなる流入が見込めるようになると考えられます。
音声配信をはじめる3ステップ
「音声配信をはじめたい!」という方は、以下の3つの流れを参考にしてください。
- 配信方法を決める
- 配信内容を考える
- 録音・配信する
まずは配信する方法を決めます。
音声配信ではポッドキャスト系と独立配信系の2つの方法があるので、自分に合わせてチョイスしてみてください。
参考リンク
続いて、配信内容を考えましょう。
まずはテーマを絞らずに、話せることを配信していき、慣れてきたら徐々に内容を絞っていくとよいでしょう。
「アドリブではうまく話せない」方は、台本を用意しておくことをオススメします。
参考リンク
▶【保存版】音声配信の台本作り方4ステップ!上手く話すコツも徹底解説
準備ができれば、あとは録音・配信するだけです。
スマホ1台でも配信ができますが、マイクを使うとより高音質で配信できます。
機材も続けていくなかで徐々にステップアップしていくとよいでしょう。
音声配信のおすすめアプリ2選
最後に、音声配信におすすめのアプリを2つ紹介します。
Anchorはポッドキャスト系の音声配信アプリです。
日本で特によく聞かれているチャンネルを含めた9チャンネルに同時に配信できるのが特徴です。
stand.fmは独立配信系のアプリで、運営側のサポートが手厚く、初心者の方でも聴いてもらいやすいです。
とくにstand.fm独自のLIVE配信はリスナーがつきやすいので、興味がある方にはおすすめです。
参考リンク
▶stand.fm で音声配信する7つのメリット!気軽に始めるなら断然おすすめ
本格的にビジネスとして音声配信を活用したい方はAnchor、少しだけ試してみたい方はstand.fmからはじめてみるとよいでしょう。
音声配信のメリットをビジネスで活かそう
音声配信の6つのメリットを再度確認してみましょう。
- 初期費用がかからない
- 手軽に始められる
- 親しみを抱かれやすい
- ストレートに伝えやすい
- ながら聴きしてもらえる
- 顔出し不要
音声配信はとにかく簡単にはじめられるのが大きなメリットです。
届けたい想いを音声にのせてみませんか?
まずは Anchor や stand.fm のアプリをダウンロードしてみましょう。
あなたの音声配信デビューを応援します。
Thank you for reading. You made my day!