「音声配信は編集が必要?」
「編集方法が分からない」
「上手に編集するコツがあれば知りたい!」
音声配信をたくさんの人に聴いてもらうためには、編集が必要なのか気になりませんか?
実は音声配信に編集はほとんど必要ありません。
収録環境を整えられれば、編集なしでもきれいな音で、内容に無駄なく収録できるようになるからです。
編集が必要になったとしても、アプリを使えば簡単にできます。
この記事では、実際に音声配信を行う筆者が
- 音声配信で必要な編集作業
- 上手に編集する方法
- 編集が簡単にできる音声アプリ
について解説します。
音声配信の編集のコツが知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
1年で音声配信 400 回以上、1万再生超えのノマドマーケター鳥山が、リサーチ好きシンママライターさんと共にお届けします。
Contents
結論:音声配信は収録環境を整えれば編集は必要ない!
結論からお伝えすると、音声配信は収録環境さえ整えられれば、編集は必要ありません。
音声配信で届けるのは音のみ。
映像と音を届ける動画配信なら必ず発生する「テキストの入力」「映像のカット・繋ぎ合わせ」などの難しい編集は不要です。
収録環境を整えれば、編集なしで配信できます。
編集いらず!音声配信の収録環境を整える3つの方法
音声配信では編集よりも収録を重視していきましょう。
収録環境を整える方法を3つ紹介します。
- 周りの音が入らないようにする
- 収録するマイクの音をグレードアップする
- 慣れてきたら周りの音を利用するのもアリ
順にくわしく説明します。
1.周りの音が入らないようにする
収録時は周りの音が入らないように工夫しましょう。
具体的には、
- 電化製品の音が入らないようにする
- 外の音が聞こえないようにする
- 雑音が入らないようにする
どれもリスナーにとって不快に感じる音をなくすためです。
ちょっとした音でもストレスになるので、対策しましょう。
例えば筆者の場合だと、冷蔵庫の「ブーーン」という稼働音を消すため、収録中は電源を落とすなど配慮しています。
こちらの音源を聴いてみてください。
電化製品の稼働する独特な音が入っているのが分かります。
静かな部屋で撮りなおしてみました。
音がクリアになって声も聴きやすくなりましたね。
収録中だけ電化製品の電源を落としたり、音が聞こえない部屋へ移動したりと、静かな環境を作れるよう工夫しましょう。
2.収録するマイクのグレードを上げる
収録するマイクをグレードアップする方法もおすすめです。
iPhone や android などスマホで録音するよりも音声がクリアになり、ノイズも拾いにくくなります。
筆者がおすすめするマイクは次の通りです。
「スマホの収録音に不満がある」という方は、ぜひ参考にしてください。
3.慣れてきたら周りの音を利用するのもアリ
収録に慣れてきたら、あえて周囲の音を利用する手もあります。
どんなところにいるのか想像すると、リスナーにとって距離が縮まったような感覚になるからです。
例えば、旅行先の海辺で配信して波の音、山登りに行った先で野鳥の鳴き声を届けるのも良いでしょう。
stand. fm で配信したこちらを聴いてみてください。
虫の声がバックで流れていて、配信者がいる場所が頭の中に浮かんできませんか?
リスナーが情景を思い浮かべられるような音や心地よい音を利用すると良いでしょう。
ただ上級者におすすめの方法なので、慣れるまでは静かな環境で収録に臨むことを心がけてみてください。
音声配信で必要な4つの編集作業
音声配信で大切なのは、編集過程ではなく収録です。
収録が上手くできれば BGM の設定以外、特別な編集は必要なくなるからです。
収録環境を整えずに収録した場合、次の4つの編集が必要になります。
- ノイズの除去
- 音量の統一
- 無駄な部分の削除(トリミング)
- BGM の追加
どのような編集になるのか、順に確認していきましょう。
1.ノイズの除去
収録中に入ってしまった必要のない音(ノイズ)を除去していきます。
収録中に入った「サーッ」という音や周囲の機械音などがノイズです。
リスナーにいとって必要のない音は不快感を招きます。
ノイズはできる限り除去して、ストレスなく配信内容を聴いてもらえるようにします。
2.音量の統一
収録した音声の音量を終始一定の値で流せるように調整します。
リスナーの耳に負担をかけないためです。
あなたが音楽を聴いている時、音量が意図せず上がったり下がったりすると、都度音量をいじらなくてはいけません。
ちょっとした作業ですが、聴いている側にとっては手間ですよね。
音量は統一し、リスナーが負担なく視聴できるようにします。
3.無駄な部分の削除(トリミングやカット)
収録した音声の中で必要のない部分を削除します。
この作業は、トリミングやカットで行ないます。
トリミングやカットの対象は、
- 話しはじめや終わりの無駄な部分
- 「えー」「あー」といったフィラー
- 無言・無音の時間
など、配信内容に不要な箇所です。
とくに上手く話せないうちはフィラー(意味のない言葉)が出やすいので、注意してください。
また話の流れを前もって整えて収録に臨めば、トリミングやカットなどの編集は要らなくなるはずです。
編集作業を減らしたい方は、配信の台本を用意するのもおすすめです。
音声配信の台本についてくわしく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
4. BGM の追加
最後に BGM の追加です。BGM とは番組の最中に流れ続けるバックミュージックのこと。
はじまりと終わりだけでなく、喋っている間も流れ続けるように設定します。
BGM は収録環境の整え方に関わらず必要な編集作業です。
また BGM は「あ、この音は○○さんの番組だ!」とリスナーが気付いてくれるなど、自分の配信のイメージ音にもなります。
適当に決めず、どのような BGM が自分の番組に合っているのか考えるようにしましょう。
音声配信アプリは自動で聴きやすい状態に調整してくれる
本来、収録環境を整えて上手に話すことができれば、BGM 設定以外の編集作業は必要ありません。
しかし、どうしても編集作業が必要なときもあるでしょう。
「編集作業はサクっと終わらせたい!」そんな方におすすめしたいのが、Anchor や stand.fm など音声配信アプリの利用です。
自動で聴きやすい状態に音声を調整してくれるので、編集ソフトを用意する必要はありません。
アプリの編集では BGM 設定のほか、トリミング・カットに対応しています。
タップのみで作業できるので、抵抗がある方も簡単にできます。
サクッと編集!おすすめアプリ2選
さまざまな音声配信アプリがある中で特におすすめしたいのが次の2つです。
- Anchor
- stand.fm
どのようなアプリなのか、どんな編集ができるのか説明しますね。
1.Anchor
Anchor はポッドキャスト系の音声配信プラットフォームです。
編集作業は3つに対応しています。
- BGM 設定
- トリミング
- スプリット
BGM は既存のものでもいいですし、自分の好きな音楽をインポートして使用することもできます。
トリミングは配信したい部分を切り取る作業しかできません。
収録の随所で不要な部分をカットするといった細やかな作業はできないので、注意しましょう。
またスプリットにも対応しています。スプリットとは配信の中に切り込みを入れることです。
配信内で音量にメリハリをつけたいときに利用できます。
2.stand.fm
stand.fm は独立配信系の音声配信プラットフォームです。
編集作業は3つ対応しています。
- BGM 設定
- 切り取り
- 挿入
stand.fm の BGM 設定では既存の音楽しか対応しておらず、Anchor のように好きな音楽の設定はできません。
音声の編集では切り取り・挿入に対応しています。
不要な部分を随所で切り取ったり、説明を加えたいところで音声を挿入したりできるので、直感的にサクサク作業できます。
また外部の音源挿入もできます。
「別の収録ソフトで録った音声をアップロードしたい」
「フィラーをカットしたい」
「自分の好きな音楽を紹介したい」
などにも活用できますね。
stand.fmについてくわしく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
難しい編集は必要なし!音声配信をはじめてみよう
音声配信の編集について解説しました。
大切なポイントを復習していきます。
- 収録環境を整えれば音声配信で編集はいらない
- アプリを使えば編集は簡単にできる
- サクサク編集したいなら stand.fm がおすすめ
詳しい知識がなくても、アプリを利用すれば簡単に編集できます。
そのため、音声配信は初心者の方でも気軽にチャレンジできるプラットフォームです。
まずは一度収録してみませんか?
一緒に音声配信を楽しみましょう。