
「番組の名前ってどうやって決めるんだろう」
「適当に決めて後で変えればいいかな…」
「他の配信者がどんな名前にしているのか気になる」
音声配信で自分の番組をもつとなると、迷うのが名前ですよね。
しっくり来るものがいまいち思い浮かばず、とりあえずで決めようとしていませんか?
音声配信の番組名はきちんと考えて決めた方が良いです。
コツさえ分かれば、お気に入りの名前をつけられます。
この記事ではポッドキャスターの僕が、
- 音声配信の番組の名前が大切な理由
- 良い名前をつけるコツ
- いろいろな番組の名前
について解説していきます。
良い名前が思い浮かばず困っている方は、ぜひ参考にしてください。
1年で音声配信 400 回以上、1万再生超えのノマドマーケター鳥山が、リサーチ好きシンママライターさんと共にお届けします。
目次
音声配信で番組の名前が超大切な2つの理由
音声配信の番組の名前は、とても大切なものです。
適当に決めると後悔してしまうかもしれません。
名前が重要な理由は2つあります。
- フォローしていないリスナーが迷子になる
- 番組URLまで変わってしまうアプリもある
くわしく説明します。
1.フォローしていないリスナーが迷子になる
リスナーの中には、フォローするのを忘れてしまう人もいます。
「久しぶりに聴きたいな」と思ったタイミングであなたの番組の名前が変わっていたら、なかなか見つけられず、迷子になってしまうでしょう。
例えば僕の番組を過去に聴いていたリスナーがいるとします。
しばらくの間ほかの番組に浮気していたけれど「やっぱり鳥山さんの考えが好きだな」と思ってくれた。
さらに「配信者の名前は覚えていないけど、番組は分かる」状態だったとき、名前が変わっていたら検索してもヒットしませんよね。
結果、新しいリスナーを1人失うことになります。
リスナーにとって番組の名前は『看板』なのです。
いつでも聴きにこれるよう、コロコロ変えないことをおすすめします。
2.番組URLまで変わってしまうアプリもある
Podcast系アプリAnchorは、番組の名前を変えるとURLまで変わってしまいます。
URLが変わると困る理由は2つです。
- URLをブックマークしているリスナーが聴けなくなる
- 各Podcastプラットフォームへ再登録し直さなければいけない
アプリ内でフォローせず、URLをブックマークして聴きにきているリスナーもいるでしょう。
その場合、番組のURLが変わってしまうと、聴きにこれなくなってしまいます。
また番組URLが変わると、ApplePodcastやGooglePodcastへ配信できません。
再び配信を再開するためには、RSSフィードという、あなたの番組の更新情報を管理しているページのURLの更新が必要です。
「番組名変わっても対策法があるなら良いや」と思いますよね。
実はRSSフィードの更新作業がなかなかの手間なのです。
具体的に言うと、ApplepodcastとGooglepodcastそれぞれでアカウントを作成し、RSSフィードを更新したあと、反映されるまで4、5日待機することになります。
リスナーのためにも、煩わしい作業もなく配信を続けるためにも、番組名はきちんと決めておくことをおすすめします。
音声配信の番組の名前を決める5つのコツ
お気に入りの名前にするため、次の5つのコツを活かしましょう。
- 必ず覚えやすい名前にする
- 誰に届けたいのかを明確にする
- 配信内容に合わせる
- 届けたいキーワードを入れる
- 他の配信者と違うオリジナル性を出す
順に説明します。
1.必ず覚えやすい名前にする
必ず覚えやすい名前にしましょう。
語呂が良かったり口に出しやすかったりと、一度聞いただけで記憶に残るような名前がおすすめです。
「聴きたいけどフォローし忘れた!」なんて番組迷子になったリスナーも、あなたの番組を探しやすいでしょう。
インパクトがあり、覚えやすい名前をおすすめします。
2.誰に届けたいのかを明確にする
誰に届けたい番組なのか明確にしましょう。
番組名でリスナーを引き込めるようになります。
例えば僕の場合。
音声配信を始めたい初心者の方に向けてstand.fmでも情報を発信しています。
番組の名前は『とりま録りましょう』です。(※現在は次のステージへ行くため、改名)
「録りましょうってことは配信系の話かな?しかもフランクな感じで聴きやすそう」と、敷居の低さをメリットに感じ、訪れてくれるリスナーさんもいます。
番組を聴いてほしい相手の像がハッキリしていると、具体的に名前を考えられます。
3.配信内容に合わせる
配信内容に合わせて名前を決めるのもオススメです。
名前を見るだけで「どんな番組なのか」が分かりやすくなり、親切だからです。
また配信内容と番組名でリンクしていると魅力が増します。
例えば以下の2つの番組が「音声配信は稼げるのか」について配信していた場合‥
- ポッドキャスター▽▽の裏部屋
- 美容部員〇〇のまったりラジオ
より専門知識がありそうな、1の配信を聞いてみたいと思いませんか?
どんな内容を届ける番組なのか、配信内容とリンクしているかも意識してみましょう。
4.届けたいキーワードを入れる
配信のメインキーワードにしている「届けたい言葉」を盛り込むのもオススメです。
リスナーに興味を持ってもらえます。
例えば「届けたい相手」が「人生に悩んでいる人」の場合。
「心を軽くするラジオ」なんてどうでしょうか?
ちょっと聴いてみようかな、と思いそうですよね。
相手の心に響く「届けたいキーワード」を入れるのもおすすめです。
5.他の配信者と違うオリジナル性を出す
他の配信者とかぶらないよう、オリジナル性を出すと尚よくなります。
差別化ができれば、唯一の配信者としてファンを増やせるからです。
とくにすでに人気のある番組とかぶっている場合、二番煎じのような印象になります。
なかなか聴いてもらえないかもしれません。
同じジャンルの番組名もチェックしておくと良いでしょう。
音声配信の番組名の例をチェックしてみよう
他の配信者はどのような名前にしているのか、実際の番組を例にしてチェックしてみましょう。
今回ピックアップしたのは、次の4パターンです。
- 本名に関係する名前
- 配信内容に関する名前
- ペルソナに刺さる名前
- 興味をそそられる名前
ぜひ参考にしてください。
1.本名に関係する名前
- 配信者:キングコング西野
- 番組名:キングコング西野の裏ラジオ
皆さんご存じのキングコング西野さんのstand.fmです。
生配信で西野さんの考えを聴けるので、ファンにはたまらない番組でしょう。
番組名にご自身の名前を載せているので、誰の番組かは一目瞭然。
そして「裏」という言葉から「かしこまった番組ではない」ということも分かります。
著名人の場合は番組名に自分の名前を入れると強そうです。
2.配信内容に関する名前
- 配信者:不二子
- 番組名:ママも飽きない読み聞かせ
番組の名前から分かるように、読み聞かせのPodcastです。
「寝る前に子どもと本を読めたらなぁ」と思って検索したとき、番組名だけでめちゃくちゃ魅かれました。
配信者の落ち着いた声も眠る前にちょうど良く、自分じゃ選ばないような本のチョイスもおもしろい。
大人が聴いても面白い読み聞かせばかりで、番組名がばっちり配信内容とシンクロしています。
3.ペルソナに刺さる名前
- 配信者:じゃぱ@Webライター
- 番組名:聞くだけで文字単価UPするラジオ
Webライターとして働く上で「文字単価アップ」は見逃せないワードです。
「なかなか1円の壁を越えられない…」と報酬について悩んでいるリスナーには、深く深く刺さることでしょう。
配信者のじゃぱ@Webライターさんは現在2社のメディアでディレクターをしています。
番組ではライターへ実際に行ったフィードバックをもとに執筆のポイントを解説されているので、具体的で分かりやすくなっています。
「この内容ぜんぶクリアできるWebライターになれれば、そりゃ単価上がるわ…」と納得する内容でした。
誰に届けたいのかが明確なのであれば、その人に刺さるキーワードを番組名に盛り込むと効果的です。
4.興味をそそられる名前
- 配信者:まさりゅう
- 番組名:50代でも遅くない【青春ひとりじめ】オタク系音声ch
50代の男性ならビビっときそうな番組名を見つけました。
いくつになっても青春できたら、人生楽しそうですよね。
配信はアイドルを例にしながら人生を語るというもの。
「オタク系」というワードでオリジナル性も出せています。
なんとなく番組を探していた方も「どんな配信だろう?」と興味をそそられるでしょう。
フォロワーを増やすためには、まず聴いてもらうことが大切。
番組の名前で興味を持たせられれば、大きな武器になりますね。
音声配信の番組名は大事に決めるべし
音声配信をはじめるとき、番組の「看板」になる名前はきちんと考えて決めることをおすすめします。
考えるときは、以下のコツを意識してみましょう!
- 届けたい相手を明確にする
- リスナーの興味をそそる
- 他の配信者と差別化する
インフルエンサーや芸能人など、すでに周知されている方でしたら、番組名に名前を入れると親切でしょう。
なかなか決まらないときは、他の番組の名前をいろいろ見てみるのもおすすめ。
検索結果のなかで自分が興味をもった番組は「名前にどんな魅力があったのか」と考えるのも、気付きや参考になるポイントが見つかるはずです。
素敵な番組名が決まるよう祈っています。
Thank you for reading. You made my day!