
「やるからには稼ぎたい」
「マネタイズする方法は?」
「集客につなげるにはどうすれば…」
と、過去の僕は悩んでました。
今は「音声配信を聞いてきました」とコンサルを受けに来る方もいますし、中には「最初から順に聴いてます」という方も。
この記事では、音声配信を、試行錯誤の結果マネタイズにつなげた僕が、その過程で調べたすべてをお伝えします。
1年で音声配信 400 回以上、1万再生超えのノマドマーケター鳥山が、リサーチ好きシンママライターさんと共にお届けします。
目次
音声配信でマネタイズする方法7選
オススメのマネタイズ方法はずばり、以下の7つです。
- アフィリエイトリンクを張る
- 広告を載せる
- サブスク配信を行う
- 再生数に応じて配信元から収益を得る
- コンテンツとして売る
- 投げ銭をもらう
- 音声収益化ノウハウを売る
順に解説します。
音声配信のマネタイズ1.アフィリエイトリンクを貼る
ブログや YouTube ・各種 SNS の稼ぎ方同様、アフィリエイトリンクを貼ることでマネタイズ可能です。
僕は自分の商品やサービスがあるので、基本アフィリエイトはしませんが、相手にメリットがあれば、リンクから登録してくれます。
あなたのテーマに関連性のある アフィリエイトリンク を貼ってみるのは、もっともカンタンなマネタイズの方法でしょう。
音声配信のマネタイズ2.広告を載せる
ブログや YouTube のように、音声配信でも、広告をのせて収入が得ることができます。
市場が大きくなるほど、広告による収益も上がる構造です。
一般的なラジオでも、途中で CM が流れますよね。
同じことです。
先日、音声配信広告の会社の方とお話しましたが、まだ配信先が限られているようでした。
ただ、広告効果を見るとこれから伸びるだろうなというところで、僕自身もこれから広告を打って試していこうとしています。
最初に YouTuber で稼ぐモデルが確立されたのがこの広告収益ですし、音声配信も同じ流れに向かってます。
音声配信のマネタイズ3.サブスク配信を行う
3つめはサブスク配信です。
月額を決めて、有料チャンネルを運営することができます。
これは stand.fm の「月額課金チャンネル」のほか、Voicy など大手プラットフォームが採用しているマネタイズ方法です。
YouTube メンバーシップ と同じモデルで、無料リスナーのうち、さらに濃いお客さんに有料でリスナーになってもらうシステムです。
2021年から Apple Podcast や Spotify もこのサブスクモデルをリリースし、すごい勢いで音声マネタイズの環境整備が進んでます。
音声配信のマネタイズ4.再生数に応じて配信元から収益を得る
4つめは再生数に応じて配信元から収益を得る方法です。
現在、stand.fm が SPP(stand.fm パートナープログラム)でこれを行っており、 配信の再生回数によって収入を得られます。
ゆくゆくは広告が貼られるようです。
現在はフォロワーが 1,000 人を超え、審査に通過すれば、再生数に比例して収益が上がります。
音声配信のマネタイズ5.コンテンツとして売る
音声配信を有料コンテンツとして販売する方法もあります。
上記 SPP でもこの機能はありますが、任意の配信を有料で売るのです。
SPP は審査制ですが、note なら自由。
自分の希望する価格で販売できます。
多くの方が利用し、すごい人だとこの方法で、数百万〜数千万円単位の売上を上げてます。
参考リンク
▶音声配信をnoteで始める方法を解説!今すぐ収益化したい方必見
音声配信のマネタイズ6.投げ銭をもらう
投げ銭という方法でもマネタイズを狙えます。
有名どころであれば、YouTube Live や Clubhouse でも実装されている方法です。
またspoon という音声配信アプリでは、投げ銭によって高報酬を得ている方もいます。
僕も spoon でも配信経験がありますが、かなりカジュアルにコミュニケーションが取れる場所で、リスナーとの距離感が近かったです。
韓国発のアプリで、日本で爆発的に伸びているほか、アメリカでも注目を浴びているとか。
ライブ配信の盛り上がりと共に、今後は「投げ銭」によるマネタイズ市場も大きくなっていきそうです。
音声配信のマネタイズ7.音声収益化ノウハウを売る(上級編)
上記の方法でマネタイズに成功すると、ボーナスステージとして、その方法を販売することでマネタイズできます。
stand.fm の SPP に通過したある女性も、SPP に到達した方法を note で販売し、ここまでで数百万円稼いだそうです。
5と同じ「コンテンツ販売」ですが、音声自体ではなく、その収益化ノウハウを売るので、より高収益を得られるでしょう。
音声配信がマネタイズしやすい3つの理由
音声配信には、収益化しやすい理由が3つあります。
- リスナーの学習意欲が高い
- 購買意欲が高い
- 固定ファンがつきやすい
順に解説します。
マネタイズしやすい理由1.リスナーの学習意欲が高い
音声配信リスナーは、他媒体に比べてビジネスや社会問題への学習意欲が高いです。
YouTube など動画配信ではエンタメ目的の視聴者が多いですが、音声配信は勉強熱心でビジネス意識も高いリスナーが多い。
意識が高い層は忙しく、ながら聞きで学びます。彼らは学習に熱心で、学びへの投資に躊躇が少ないため、マネタイズしやすい傾向にあります。
マネタイズしやすい理由2.購買意欲が高い
学習意欲が高いビジネスマンは、比較的お金に余裕がある方が多いです。
そのため課金のハードルも低く、購買意欲が高いと言えるでしょう。
実際 Spotify は音声コンテンツの会社を買収し、課金ユーザーを伸ばしました。
マネタイズしやすい理由3.固定ファンがつきやすい
音声配信は YouTube に比べ、関連番組の表示が “まだ” ない分、新規ファンはつきにくいです。
が、一度聴き始めてもらえると、他のチャンネルに流れにくく、固定のファンになってもらえる傾向があります。
生活の中でながら聴きしているので、長時間聞いてもらえ、親しみやすいのも特徴です。
再生音声の再生完了率は YouTube の 20 〜 30 %に対して、 90 %を超えてます。
実際、自分も特定の配信者の番組ばかり聴いてますし、僕の番組を「毎日聴いてます」と言って下さる方も。
一回聞くと固定のファンになる確率が高いと言えますね。
「音声配信だけ」で高額報酬を得るのは難しい
現状、音声配信はマネタイズ自体はしやすいですが、YouTube のようなたくさんの人からお金を得るモデルではありません。
「少数の方に濃いファンになってもらってマネタイズする」という「ミニマルマーケティング」の発想で取り組むべきだと考えています。
ただ、市場が伸びている過程にあり、2021 年は 50 億円ほどの音声広告市場も、2025 年には 420 億円まで伸びると予想されてます。
つまり音声配信は伸び盛りで、現在の YouTube のように視聴者の取り合いではなく、お互いに盛り上げられる状態です。
音声配信 “だけ” で高額報酬を得るのは難しいですが、今音声配信に注力するのは、未来の種まきになります。少子化の未来に対して、数ではなく質にこだわり、濃いファンをしっかり獲得しましょう。
参考リンク
▶【結論】音声配信は確実に伸びる!マーケターが理由を徹底解説
オススメの音声配信アプリ
マネタイズに向いている音声配信アプリは?という方のために、代表格を2つ紹介します。
- Anchor
- stand.fm
順に解説します。
オススメの音声配信アプリ1. Anchor
Anchorは音声配信プラットフォームのなかで最大規模のアプリです。
アメリカで「 YouTube の10倍の広告収入を得ている」と言っていた方も Anchor を使っています。
もちろん僕も使っていて、数タップで配信できるので、圧倒的に使い勝手がいいです。
ポッドキャスト配信するためには 、
Seesaa ブログなどを使い、サーバーに音源をアップして、そのアップした RSS フィードをポッドキャストに投げて…
と、とにかく手間がかかりました。
それに比べ、Anchor は数回タップするだけで OK。
第一のオススメアプリです。
オススメの音声配信アプリ2.stand.fm
stand.fmは SNS に近い構造で、収益化の仕組みも複数あります。
今後は広告制も取り入れるなど初心者にとってやさしい仕組みも整っています。
新しい人に聴いてもらいやすい、というのも特徴です。
ユーザー同士の「交流」が好きな方は、こちらがオススメ。
Anchorもstand.fmも一長一短あるので、僕は Anchor と stand.fm を組みわせてます。
「 Anchor で録った音源をダウンロードして stand.fm にアップする」という方法です。
(逆はできないのでご注意を)
初心者であれば、 stand.fm を練習がてら始めてみて下さい。
すでにテーマが確立している場合は、Anchor も組み合わせるといいです。
参考リンク
▶stand.fm で音声配信する7つのメリット!気軽に始めるなら断然おすすめ
音声配信でマネタイズするならファン作りに注力すべし
マネタイズを考えた時、絶対に外してはいけないポイントは「課金するだけの価値がある番組をリスナーに提供する」という点です。
「価値」というのは
- 面白い
- 役に立つ
- 癒される
- 共感できる
など様々ですが、自己満にならず、相手を思って届けるのがカギです。
結局「ファンがいないとマネタイズはできない」ということ。
音声配信でファンをつくるためには、
- 配信内容
- 話し方
を工夫するところから始めるといいです。
- まず始めてみる
- 自分の放送を聴きながらよりよくできる点を探す
- 改善しながら進む
- あなたの放送を楽しみにしてくれる方は一人、二人とポツポツ生まれる
相手のためになる放送を、お互い磨いていきましょう。この記事もあなたのためになったなら幸いです。
参考リンク
音声配信はマネタイズ向き!楽しむことからはじめよう
最後にマーケッターとしてお話すると、お金をしっかり得たければ、お金を持っている方をお客さんにすべきです。お金のない方をターゲットにしてしまうと、お互い疲弊してしまいますよね。
その点、音声配信を聴く方は、
- 勉強熱心
- 購買意欲が高い
- 特定の番組を聴き続ける
という特徴があり、マネタイズへの可能性に溢れています。
実際に、広告市場規模も伸び続けています。
まずは「価値を生む」ことから始め、その価値を磨き続けてください。
その価値を届けるのがマーケティングであり、僕が心から情熱を燃やしている仕事です。
あなたが「価値を生む」方であれば、相性はすこぶる良いので、どこかでお仕事をご一緒できるとうれしく思います。お互い、成長を楽しみましょう。
Thank you for reading. You made my day!