「音声配信の台本ってどうやって作れば良いの?」
「配信がうまい人の台本をみてみたい」
「音声配信で上手に話せるようになりたい」
音声配信をはじめたけれど、なかなか思うように話せないと「自分は向いていないのかな…」なんて落ち込んでしまいますよね。
今ではスラスラ話せる筆者も、始めは緊張してうまく収録できませんでした。
そんな時に活躍したのが台本です!
台本を用意しておけば落ち着いて収録に臨めるので、うまく話せるようになります。
この記事では、
- 台本の作り方とポイント
- テンプレート
- 音声配信でうまく話す方法
について徹底解説します。
音声配信で台本を上手に活用したい方は、ぜひ参考にしてください。
1年で音声配信 400 回以上、1万再生超えのノマドマーケター鳥山が、リサーチ好きシンママライターさんと共にお届けします。
Contents
音声配信の台本作り方4ステップ
音声配信の台本は次の4ステップを踏んで作成します。
- 目的を明確にする
- 構成を組む
- 要点を書き出す
- 時間配分を決める
順に確認していきましょう。
ステップ1.目的を明確にする
配信の目的を明確にしましょう。
- 伝えたい内容は何なのか
- 誰に向けるのか
誰に何を伝えたいのか明確にしておくと、配信の内容がブレません。
何も決めずになんとなく話始めると、収録中に話が脱線しやすくなります。
また音声配信は届けたいリスナー像を絞り切れていないと聴かれにくいです。
例えば音声配信の収益化の話を聴きたくて番組を聴き始めたのに、昨日の夜ご飯の話など関係ないことを長々と聴かされたら番組から離れたくなりますよね。
配信の目的を明確にして、リスナーが欲しい情報を届けられるようにしましょう。
ステップ2.構成を組む
目的が明確になれば、配信内容の構成を組みます。
構成がていねいに作れていれば収録もスムーズになるので、時間をかけてしっかり考えましょう。
音声配信では次の4つの枠で構成されています。
- オープニング(番組紹介)
- メイントピック
- 告知や感想
- エンディング
オープニングで番組紹介、メイントピックで伝いたい内容を話します。
そしてアナウンスでイベントの告知や配信内容への感想を述べ、エンディングに締めの言葉でリスナーにお別れをする、という流れです。
枠ごとのくわしい内容については後ほど詳しく解説します。
ステップ3.要点を書き出す
構成の枠1~4それぞれで要点を書き出しておきましょう。
枠ごとに要点を書き出しておくと、収録時に迷わず話せるようになります。
収録中にありがちなミスである
- 緊張して頭から話が飛んでどもる
- 言いたいことを忘れてしまう
などのトラブルが少なくなります。
ステップ4.時間配分を決める
枠ごとにかかる時間を割り振っておきましょう。
あらかじめ「この話は何分話す」と決めておくとダラダラ話さなくなり、伝えたいことを端的に話せるようになります。
例えば、全体の放送時間を 15 分とする場合、
- オープニング3分
- メイントピック7分
- アナウンス2分
- エンディング1分
といった配分です。
スムーズに音声配信できる台本の構成の組み方
改めて台本の構成の組み方をくわしく解説します。
構成は台本作りで大切なポイントなので、しっかり組むようにしましょう。
台本の構成は次の4つから組まれています。
- オープニング(番組紹介)
- メイントピック
- 感想と宣伝
- エンディング
それぞれのポイントを押さえていきましょう。
1.オープニング(番組紹介)
番組の始まりです。
オープニングで「聴くか」「聴かないか」を判断するリスナーもいるので、気を抜かないようにしましょう。
オープニングでは次の4つを入れると話しやすいです。
- 決まり文句
- 番組名
- 配信内容
- 近況報告などのちょっとした雑談
まずは自分の番組ならではの決まり文句から入ります。
筆者の場合「どぉーん!」。
効果音や短い文はリスナーの記憶に残りやすいのでおすすめです。
そして番組名を述べ、配信内容を伝えます。
とくに番組名だけで配信内容が理解できない場合、何について発信するのかを軽く説明しましょう。
例えば、番組名が「鳥山ラジオ」だと、何についての配信だか分かりませんよね。
オープニングで「マーケティングに関する情報を配信しています」の一言を加えれば、リスナーも自分にとって必要な番組かどうか判断できます。
メイントピックに入る前は、あえて雑談の時間をもつことをおすすめします。
リスナーとの距離を縮めるためであり、「アイスブレイク」と呼ばれる手法です。
アイスブレイクは会議や研修の冒頭でよく活用され、場を和ませたり緊張をほぐしたりする効果があります。
会話するときもいきなり本題に入らず、ワンクッションおくとお互いに話しやすくなりますよね。
音声配信はリスナーとのコミュニケーションを意識することが大切です。
近況報告や印象に残った出来事などを伝えると良いでしょう。
2.メイントピック
いよいよメイントピックです。
伝えたい内容をきちんとまとめて、分かりやすい言葉に噛み砕いて伝えるようにしましょう。
リスナーは「ん?よく分からないぞ」と思っても、聞き流してしまう傾向があります。
よって、理解しやすい言葉をチョイスする方が良いです。
また配信は何についてのものなのかも、前もって伝えておきましょう。
例えば、伝えたいことが複数ある場合「今回は▽▽について〇つの××を紹介する」などです。
リスナーが「今日はこの話が聴けるんだな」とイメージしやすいように伝えます。
最後に配信内容のまとめを伝えるのもおすすめです。
リスナーが配信の復習をする良いタイミングになります。
3.感想と宣伝
メイントピックが終われば、感想や宣伝の枠です。
具体的には、
- 自分の収録内容について感想を述べる
- 配信へのいいね・コメント・フォローを促す
- おすすめしたい商品の紹介
- イベントの宣伝
といったことを伝えます。
特に、配信へのいいね・コメント・フォローは重要です。
配信に対してリアクションしてもらいやすくなり、あなたのモチベーションUPにも繋がります。
「この配信が参考になった方は、いいねをお願いします。」等、行動を促す一言を添えるとよいでしょう。
4.エンディング
エンディングはリスナーとのお別れの場です。
次の3点を組めるようにしましょう。
- 感謝の言葉
- 次回配信の予告
- 締めの挨拶
音声配信ではリスナーとのコミュニケーションを大切にすべきです。
番組を視聴してくれた感謝の言葉は伝えられるようにしましょう。
最後に締めの挨拶です。
鳥山の場合「 You made my day (意味:あなたのおかげで最高の一日だった)」ですね。
自分ならではのワードを使うと記憶に残りやすくなります。
音声配信の台本作成3つのポイント
「台本を効率良く作りたい!」
「より素晴らしい台本を作ってうまく話したい!」
という方は、台本を作るときのポイント3つを押さえましょう。
- テンプレートを活用する
- 作り込みすぎない
- 何度も作ってみて自分の型を見つける
順に確認します。
1.テンプレートを活用する
台本はテンプレートの活用をおすすめします。
放送のたびに構成を考えなくて済むので、台本作成に費やす時間を減らせます。
ちなみに僕の台本もテンプレートを活用しているので、参考として載せておきますね。
段ボール1箱スーツケース1個ギター1本で2歳のゆっちゃんと旅する、鳥山よしきです。ノマド生活をしながら、マーケッターをしたりコピーライターをしたりオンラインスクールの運営をしたりしております。今日のテーマは「」です。
〜の参考になるとうれしいです。
(今日の記事を音声で楽しみたい方はこちら↓)
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▼ 「LIFE LIKE A BIRD」近況報告
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季節ごとに住む場所を変える渡り鳥生活の僕らは、今〇〇にいます。
昨日は〜しました。
(気づき)
So, let’s get into the main topic!
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まとめ
最後に
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▼ Today’s English Words
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開成高校含め 12 年間英語教師だった僕から、英語の言葉を紹介。
いつでも海外に打って出られる体にしておきましょう。
今日の言葉は
“”
氏の言葉です。
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参考になった方はフォローして下さるとうれしいです
あなたのお耳に、旅先からの声をお届けします
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“夢中” を武器に今日も一歩、
成長を楽しんでいきましょう。
Thank you for listening!
You made my day.
鳥山よしき
(今日のゆっちゃん)
オープニングやエンディングなどの挨拶は一緒です。
テンプレートがあれば、考えた要点を書きこむだけで台本が完成します。
2.作り込みすぎない
台本は作り込みすぎないようにしましょう。
話す内容をすべて書くと、台本を「読むだけ」になってしまい、感情がのせにくいからです。
台本を作る際は、要点だけを書くことをおすすめします。
要点についてアドリブに近い状態で話していくと配信に抑揚がつけられますし、リスナーも対話に近い感覚で聴けます。
3.何度も作ってみて自分の型を見つける
台本は何度も作って自分に合った型を見つけましょう。
はじめから完璧な台本を作る必要はありません。
大切なのは、自分で試しながら調整していくことです。
ポイント2でお伝えした「作り込みすぎない」についても、人によっては「話す内容をすべて書いておいた方がうまく話せる」場合も。
まずはテンプレートを使用してもいいですし、ちょっとしたメモ書きを台本にするのもおすすめ。
ボイスメモで思いのまま話し、その後で要点をまとめて手書きの台本を作る配信者もいました。
試行錯誤しながら、自分の型を作っていきましょう。
音声配信でうまく話す4つのコツ
台本が気になっている方は「うまく話せるようになりたい」と悩んでいるからではないでしょうか?
そこで、音声配信でうまく話す4つのコツもお伝えします。
- 対話を意識する
- オープニングで興味をひく
- テンションは通常の 1.5 倍!
- 声に感情をのせる
ぜひ次の配信から実践してみてください。
1.対話を意識する
対話を意識するようにしましょう。
リスナーと対話している気持ちで配信すると、緊張をほぐして話せるようになります。
目に前にリスナーがいると想像し
「自分は〇〇でしたが、あなたはどうでしたか?」
「気になることはありませんか?」
などの問いかけを用意しておくのもおすすめします。
2.オープニングで興味をひく
オープニングでリスナーの興味をひくようにしましょう。
はじめて番組を聴きに来てくれたリスナーは、オープニングで聴くか聴かないかの判断をするからです。
オープニングでは、何についての配信なのかを必ず伝えます。
今から何を話そうとしているのかリスナーに明示してあげると親切です。
音声配信の台本の作り方を配信すると仮定しましょう。
オープニングでは、
「今回の配信は音声配信の台本の作り方についてです。
本を作るときのコツやメリットなどもお伝えします。」
など、番組の要約を伝えます。
「そんなプラスαの情報まで聴けるのか、良いかも」と思わせ、リスナーの聴きたい欲をくすぐるオープニングにしましょう。
3.テンションは通常の2倍!
収録するときは通常の2倍のテンションで挑むようにしましょう。
リスナーに不快感を抱かせないためです。
音声配信で届けるのは「声」のみです。
せっかく番組を聴いてくれたのに、あなたの声がどんより落ち込んでいたら、リスナーの気分も落ちてしまうかもしれません。
テンションは高めで明るく話すことをおすすめします。
4.声に感情をのせる
収録の際は声に感情をのせるようにしましょう。
感情をのせるとあなたらしさが出て、他の番組との差別化になるからです。
音声配信者は今後どんどん増えていくと予測されます。
ただ知識を発信するだけでは、他の番組との違いが判りづらくなります。
例えば音声配信でうまく話せるコツを伝える番組が2つあるとき、
A :情報を羅列されただけの番組
B :配信者の気持ちが詰め込まれた番組
どちらの方が聴きたいと思いますか?
答えは B のはず。
同じだけの情報を得られるのであれば、配信者の人となりが伝わる「感情」がのっているほうがリスナーに届きます。
音声配信をさらに楽しめる台本を活用しよう
音声配信の台本の作り方を再度確認します。
- 目的を明確にする
- 構成を組む
- 要点を書き出す
- 時間配分を決める
どんなリスナーに何の情報を伝えたいのかを明確にしてから台本を作ります。
不明確な配信はリスナーの心に届きにくいです。
はじめから 100 %の台本を作るのは誰しもが難しいもの。
収録を重ねていくことで自分の台本の型ができていくので、とにかく配信を継続していきましょう。